【経営層を考える】 第3回 SFJ NEXT経営層評価サービスの特徴

2025年6月5日経営層を考える

皆さん、こんにちは。

私にとっては毎年の恒例なのですが、2月から続いた花粉症の諸症状もようやく収まりつつある今日この頃です。
地球温暖化の影響か春と秋が極端に短く夏と冬ばかりになってきたと感じるここ数年でしたが、今年は例年より春らしい日が多くて快適に外を歩く日が多かったのは幸運でしたが、そのおかげか花粉症の症状は例年より辛いものがありました。
ちょうど私の花粉症と同期するようにひどくなってきた某国の経済政策は残念ながら初夏の訪れと共に去ることはなかったようで、相変わらず日々の新聞記事やニュースを賑わせ続けており、思惑含みの経済指標だけでなく実体経済にも影響が出てきているようで心配は尽きません。

さて前回の本ブログ第2回では企業経営を左右する経営層の重要性・役割と経営層人選の妥当性を高めるために弊社が提供している経営層評価サービスについて、特に①基礎要件、②経営スキル、③行動特性の3つの軸で客観的な人物評価を行うことについてお話ししました。第3回となる今回はより具体的にどうやって評価を行うのかについてお話しします。

まず初めに弊社の提供する評価サービスの価値は、弊社の祖業であるヘッドハンティングを通じて培ってきた経営トップ層の人材を見極める力を活用して、客観的な人物評価を行うことにあります。
人材のプロによる第三者視線での評価、そしてその評価結果の市場における相対ポジションなどが提供されるため、利用企業は経営層の登用や配置などのシーンで判断の客観性を高めることができます。

基本的な評価プロセスは下記の通りです。なおオプションとして対象者の育成ポイントの提示や評価結果に関する報告会議なども選択できます。

対象者の経歴について情報を提供いただくところから評価プロセスはスタートします。

次に弊社独自のオンラインサーベイによって具体的な情報を収集します。
対象者には評価の基礎データを収集するための対象者専用サーベイを、上司には対象者がどう行動してほしいかについて情報を提供いただく上司専用サーベイをそれぞれ実施します。

オンラインサーベイの実施と並行して弊社のヘッドハンター(※)が対象者とのインタビューを実施し一次評価を行います。
(※:弊社ディレクター以上のヘッドハンターのみが評価サービスを担当)

次のステップとしてこれら全てのインプットをアセッサーが総合し、弊社としての評点の素案と掘り下げるべきポイントの明確化を行ったうえで、対象者とのインタビューに臨みます。
インタビューでは自己評価と一次評価の差異の背景を明らかにするとともに、評点上の特異値について理解を深めるための対話を進めます。

この結果が二次評価として整理されたうえで、さらに評価結果に関する多面的な精査を行うべくヘッドハンターとアセッサーが同席して弊社内レビューを行って最終評価を実施します。
最後のステップではこの最終評価に基づいてアセッサーが中心となって評価レポートを作成し、ヘッドハンターと記述に関するすり合わせを行ったものを最終的な評価レポートとして発行します。

一見複雑なプロセスに見え、また手間がかかるようにも感じられるかもしれませんが、ここが本サービスの一つの特徴であると弊社では考えています。

オンラインサーベイを活用した各種評価サービスは市場に多数存在し、ケイパビリティを測るようにデザインされたもの、モチベーションを測るようにデザインされたもの、行動の傾向を測るようにデザインされたものなど様々なニーズに応えています。
オンラインサーベイの良いところは全ての対象者が同じ設問に対して選択肢の中から選ぶ客観テストであるため、このサービスを利用した企業は自社内の受験者を母集団とした客観的な評価結果を得ることができるところです。
またサービスによっては業界平均とのベンチマークなどで自社のポジションを推定できるような指標を提供しているものもあります。

一方でオンラインサーベイへの回答が同じでも、対象者がどういう意図でその点数をつけたのか、その背景を深く理解することによってアルゴリズムによる自動評点とは異なる評点をつけるべきケースがあることを、弊社ではこれまでの経験から把握しています。
それゆえに経営層に求められる多面的な資質の全体像を描く方法として、選択肢から回答を選ぶ方式の設問だけに頼るより、インタビューでの対話によって補完する方法が望ましいと弊社は考えています。

しかしインタビューという方法は前述のようなメリットがあるだけでなく主観が入り込む余地を生むというデメリットもあります。これに対して弊社ではヘッドハンターに代表される人選の熟練者が複数名でインタビューを行い、その結果をレビューによって客観性を担保する方法を採っています。

これが手間のかかる評価プロセスを弊社が採用している理由です。

今回は経営層評価サービスの実際のプロセスを中心に特徴をお話ししました。次回はアウトカムである評価レポートの記述内容を中心に書きます。

以上

Profile
Executive Senior Director
村田 すなお

北海道大学卒業後、デジタルテクノロジーを軸にして国内大手精密機器メーカー2社に勤務。新規拠点立ち上げのためのカナダ赴任や事業加速のためのM&A推進などの経験を経て、2014年以降は執行役員として経営全般に関わる。キャリア後半ではCIOとしてグローバルなIT推進全般を遂行、業務システム、ITインフラ、サイバーセキュリティ、AI、DXなどの戦略立案、企画、設計、運用などを指揮。
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